例1.
どういうタイミングか、フィンランドへ来てしばらくしたのち、世界状況が変わりました。
学校に入れなくなり、毎週の声楽レッスンもオンラインに。
同じ場所で、顔を見合って、また必要があれば生徒の体を見て確認するレッスンが理想ですが、オンラインで「できること」を具体的に見る時間となりました。
私の場合は、フィンランド語のレパートリーの準備を進めること。歌の先生は、詩に造詣の深い方です。
歌とは歌詞・詩の表現でもあります。オンラインの時間を、とにかく、詩を読む事と理解すること中心の時間にしました。また学校常駐のピアノ伴奏者が、伴奏カラオケを送ってくれました。
ときどき、自分でそのカラオケをもとに、歌入り録音を作成し、歌の時間に先生に聞いてもらいました。
曲の選択は自分自身で。詩の理解の準備も、自分自身で決めました。
オンラインでも「できることがある」というのは、こういった経験に基づいています。
例2
現在進行中の生徒さん。楽器がないので、まずはアプリでもよいから音程をとれるようにしました。
そして、自分で音取りをする際、「必ずワンフレーズごとに、音を確認するように」伝えました。
どこかで音がずれた場合、全曲を歌ってしまってはもとに戻すことが難しくなります。
レッスン内では、
「生徒さん自身の音取り」をしながら、音取りの確認作業を学んでいます。
以上の例のように、先生の言うことをただ聞き、言われたとおりにするのではなく、
自分も積極的に参加するメトードを含めたのが、雑歌屋のオンラインレッスンです。
現在はフィンランドから、たまにパリからのレッスンです。世界が落ち着いたら、
どこかで顔と顔を合わせて歌いましょう。
-Les cours peuvent avoir lieu pendant les vacances scolaires/ weekend.
-Possibilité d'organiser des cours intensifs personnalisé et/ou en groupe.
akikovoice@gmail.com